紫外線の影響と対策を理解する




あなたは、紫外線の影響と対策について正しく理解していますか?
あたたかい陽気になり薄着で過ごせるようになってくると、気になるのが紫外線です。
紫外線は肌に良くないとは知っていても、放っておけば元に戻る、または肌が黒いほうがいいから対策はいらない、という方も多いのではないでしょうか。

紫外線は肌を黒くするだけではありません。
ダメージを蓄積することで、皮膚の老化や皮膚がん、白内障などの病気につながります。
紫外線を防ぐことは、健康の面からもとても大切なことなのです。
色が黒いほうが健康的に見られるということで、日焼けを日常的におこなっている人もいますが、後々のことを考えると非常に危険な行為となる可能性があります。

昔は紫外線は身体を丈夫にするといわれ、日光浴が推奨されていました。
しかし今では紫外線は肌の老化を早めたり皮膚がんの原因になるなどの悪影響も多いものです。
赤ちゃんの頃から紫外線対策を習慣にするように指導しているところもあります。

紫外線の影響と対策を正しく知っておきましょう。
太陽の下で遊んだり、働いたりすることは気持ちのいいものですが、それで病気になってしまってはどうしようもありませんね。
紫外線の危険性を認識した上できちんとした対策をとり、紫外線と上手な付き合い方をしていきましょう。
タグ:紫外線

「しわ」「しみ」「白内障」のリスク



紫外線は、一日中室内にいたとしても油断は出来ません。
日焼けをするのは灼熱の太陽の下とは限らないからです。
紫外線は、雲やガラス窓を通過し、室内に降り注いでいます。
また、曇りの日も晴れの日の50%から80%、雨の日でも20%から30%の紫外線量があると言われています。

紫外線を浴び続けることは若い人だからといっていいことはありません。
若い人の方が、皮膚に回復力があるのは事実です。
しかし、紫外線のダメージは蓄積して、将来の肌に影響を及ぼします。
あとで後悔しないために、紫外線を防ぎながらファッションを楽しみましょう。
小麦色の肌にあこがれることもあると思いますが、何ごともやりすぎはいけません。

紫外線は「しわ」や「たるみ」にも影響を与えます。
いつのまにか現れる「しわ」や「たるみ」。
加齢による皮膚や筋肉、脂肪の変化だけではなく、紫外線の影響が大きくかかわっていることがあります。
肌年齢を若く保つためには、紫外線カットは欠かせない作業です。

紫外線は目にも悪影響を及ぼします。
肌はしっかりと日焼け対策をしていても、目は無防備となります。
目も紫外線を長く浴びると乾燥して「疲れ目」の症状が出るほか、「白内障」のリスクを高めます。
日差しの強い場所では、UV カットサングラスなどを利用しましょう。

紫外線のA波とB波



紫外線には、対策が必要な理由があります。
紫外線には見えない影響があるからです。

紫外線の影響と一口でいっても症状はさまざまです。
水着のあとのように目に見えるものもあれば、気づかないうちに蓄積され何年も経ってから現れる症状もあります。
そうした影響について知っておくことが、紫外線対策の第一歩です。

紫外線は部屋の中にも届きます。
私たちが浴びている紫外線には、作用の違う2 種類があります。
このうちUV-A(長波長)は雲やガラスを通過して地表に届くため、室内にいるときやドライブ中でも浴びていることになります。
UV-A は蓄積して肌の老化の原因となるほか、UV-B(中波長)の作用を助長するともいわれています。
外に出ない日でも、紫外線から肌を守るように心がけましょう。

紫外線の2 種類の作用である、UV-A(長波長)とUV-B(中波長)についてカンタンに説明をしておきます。
皮膚は表面側から「表皮」「真皮」「皮下脂肪」となっています。
紫外線のうちUV-A(長波長)は真皮層に作用して、肌の奥に蓄積して、しわやたるみを引き起こします。
UV-B(中波長)は皮膚の表面に作用し、ほてる、赤く腫れるなどの症状を引き起こし、しみを作ります。
また、皮膚がんの原因にもなります。

紫外線の「急性」と「慢性」の症状



紫外線が目に見える形で身体に現れる、最も多い形は日焼けです。
日焼けのあとが消えても、紫外線のダメージは確実に残っています。
紫外線の影響には、肌が赤くなる、ほてるなどの「急性」の症状と、しみやしわができる、表皮が厚くなる、さらには皮膚がんになるなど、今まで浴びた紫外線のダメージが蓄積して起こる「慢性」の症状があります。

紫外線は「急性」の症状と、「慢性」の症状とに分けられますが、「急性」の症状も後々に身体に影響を及ぼすことがあります。
「急性」の症状は何日かすると元通りになりますが、紫外線ダメージは残り、10 年後、20 年後の肌に影響を及ぼします。

紫外線は地表に反射します。
反射した紫外線でダメージを受けることがありますので注意が必要です。
紫外線は太陽のある上空から降り注ぐだけでなく、地表からも反射しているのです。
また、太陽光線は空気中の分子や粒子とぶつかって、さまざまな方向へ散乱するため、屋外では、日陰でも目や肌で感じる以上に紫外線を浴びています。
日焼け止めを塗ったり服装を工夫して、多方向から攻めてくる紫外線をブロックしましょう。

紫外線量の多い場所を順にあげていきます。
新雪は約80%、砂浜は10%から25%、水面は10%から20%、アスファルトは10%、草地や芝生は10%以下となっています。

紫外線は抵抗力を弱める



外線対策はいつまでも健康な身体でいるために、大変重要です。
子供の頃から紫外線ダメージが蓄積して起こる病気のひとつに、皮膚がんがあります。
本来、皮膚は紫外線の害から身を守るために、メラニンという色素を作り出していますが、長く紫外線に当たり続けると、メラニンが基底細胞の核を守りきれず、DNA が傷つけられることがあります。
紫外線にDNA が傷つけられた結果「日光角化症」(皮膚がんの前段階)や皮膚がんなどの病変が起こります。

このほか、紫外線は身体の老化を促進する活性酸素を発生させる原因にも挙げられています。
紫外線にあたり続けると皮膚の免疫機能が低下してしまいます。
急に日にあたると疲れることがあると思います。
これは皮膚の免疫機能が低下してしまい、一時的に抵抗力が弱まるために感じることなのです。
一時的に抵抗力が弱まるために、「単純ヘルペス」などのウィルスに感染しやすくなります。
しかしあくまで一時的なものですから、あまり神経質になりすぎず、紫外線対策をしながらレジャーやスポーツを楽しみましょう。

紫外線を子供の頃から浴び続けることは、子供のこれからの健康を考えると決して良いことではありません。
そのため子供の頃から紫外線対策を習慣化させることで、無理なく子供が紫外線を浴びない習慣を作り出すことができます。

紫外線は肌の老化を促進する



紫外線は肌の老化を促進します。
日焼けを繰り返すことで、メラノサイト(色素細胞)の一部に異常が生じ、紫外線に当たらなくてもメラニンを作り続けるようになってしまいます。
これが「しみ」です。
しみの原因には、紫外線のほかに、生まれつきのもの、女性特有のホルモンバランスなどがありますが、紫外線は、ほかの2つの原因でできるしみを悪化させるということが分かっています。

紫外線はしわ、たるみの原因ともなります。
表皮の下には、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンといった線維があります。
その働きが弱まると、「しわ」や「たるみ」ができるのですが、その大きな原因が加齢と紫外線です。
紫外線に当たり続けると線維がダメージを受け、切れたり、量が減ってきます。
ここに表情じわなどの大きな力が加わると、深いしわになってしまいます。

紫外線は目の病気を引き起こすことがあります。
紫外線は肌だけでなく、目の老化も早めます。
水晶体が濁る「白内障」は紫外線が一因とわかっています。
また、雪目とよばれる「光誘発角膜炎」も、角膜が強い紫外線を浴びることで起こる症状です。
UV カットサングラスを利用するなど、目も紫外線対策が欠かせません。

紫外線対策は肌タイプ別に



紫外線量が年間を通して増えてくるのは4 月から9 月といわれています。
1 日のうちでは午前10 時から午後2 時までが紫外線量が多いです。
外で過ごすのが楽しくなる時期だからこそ、自分に合った紫外線対策を準備しておいたほうがいいでしょう。

自分に合った紫外線対策とスキンケアを実践することが大切です。
紫外線対策は肌タイプによって必要度が違ってきます。
一般的に肌の色が黒い人ほど、紫外線に対する抵抗力が強いといえます。
あなたの肌はどちらのタイプかを理解しておくことが大事です。
どちらのタイプだとしても紫外線対策は必要ですが、自分に合った紫外線対策を理解しておくことで、より良い紫外線対策をおこなうことができるようになります。

色白の肌の人は、日に当たると赤くなりやすいといわれています。
紫外線のダメージを受けやすいタイプでもあります。
日焼け止めをしっかり塗る、服装を工夫するなどの対策が必要です。

褐色の肌タイプの人は、日に当たるとそのまま黒くなるといわれています。
紫外線には比較的強いタイプでもあります。
日焼け止めは軽めでもかまいませんが、過信せずに対策をおこなうことが必要です。

日焼け止めを上手に利用する



紫外線を防ぐには日焼け止めを使用することが大切です。
また日焼け止めを使い分けることは、更に大切になっています。
SPF やPA などの数値は、必ずしも高いほうがいいわけではありません。
使用シーンや肌に合ったものを選びましょう。

一般的に子供はSPF10から20、PA はPA+からPA++が適しています。
大人は日常はSPF20 から30 程度、アウトドア時はSPF40 から50 でPA はPA+++が良いとされています。

紫外線対策として日焼け止めを重ね塗りをする人が多いと思います。
SPF20 の日焼け止めの上にSPF15 のファンデーションを重ねても、SPF35 の効果は得られません。
しかし単純な足し算はできないものの、日焼け止め化粧品は単品で使うよりも重ねて使った方が紫外線防止効果が高まります。

紫外線対策で日焼け止めをたくさん塗ったのにも関わらず、汗をたくさんかいてしまい流れてしまうことも多いと思います。
汗をたくさんかくときは、ウォータープルーフタイプを使い、2 時間ぐらいで塗りなおすことが大切です。

紫外線を防ぐために日焼け止めを使用することは、効果もあり大変有効です。
ただ、良く使い方も読まずに、数値が高いという理由だけで購入して使用している人も多いのではないでしょうか?
現在はさまざまな日焼け止め製品が販売されています。
より効果のある紫外線対策をするために、自分に合った製品を選ぶようにしましょう。

日焼け止めの成分を知る



紫外線防止に役立つ日焼け止めですが、SPF やPA という単語の意味を理解していない人、結構いるのではないでしょうか。
自分に合った日焼け止めを選ぶことができるように、SPF やPA の意味を解説しておきたいと思います。

SPF はSun Protection Factor という意味で、UV-B をカットする効果のことを言います。
SPF1 で、20 分効果が持続することを表し、数値が上がるごとに持続時間が長くなります。
PAはProtection Grade of UVA という意味で、UV-Aをカットする効果のことを言います。
PA+から+++の3 段階で、+が多いほど効果が高くなります。

紫外線吸収剤という成分があります。
これは、紫外線を吸収して肌に到達させない成分のことを言います。
カット効果は高いものの、有機化合物なので、肌の弱い人はかぶれることがあります。

また、紫外線散乱剤という成分は、微粒子によって紫外線を散乱させる成分です。
塗ると白浮きするものもありますが、肌への刺激や負担が少ないので、子供やアトピー性皮膚炎の方にはこちらがオススメです。

紫外線吸収剤を使用せず、紫外線散乱剤のみで作られているものは「ノンケミカル」と表示されていることがあります。

紫外線対策で日焼け止めを購入する際は、以上の表示を参考の上、販売店の方のアドバイスや自分の肌のコンディションも考慮しながら選ぶとよいでしょう。

もし紫外線を長時間浴びてしまったら



外線を長時間浴びてしまい、焼けてしまったら、まず冷やすことをおぼえておいて下さい。
肌が赤くなるほど日焼けをしてしまった場合、アイスノンや冷タオルなどを肌に当て、ほてりをしずめます。
その日の入浴やお酒は控えることも大事です。
色素沈着を防ぐ効果があるビタミンC を摂取するのもおすすめです。

紫外線を浴びないように、外出時には日焼けを防ぐ服装を心がけましょう。
日焼けを防ぐ服装とは、洋服なら袖や襟のあるもので、肌の露出の少ないものです。
紫外線カット効果があるものは、白い生地よりも色のついたものが良いです。
帽子の場合は、全体につばのあるものが良いでしょう。
日傘を低めに差すのも有効です。

紫外線は現在地球規模の環境問題と密接に関わっています。
オゾン層がフロンガスなどの影響で破壊されていることはご存知だと思いますが、オゾンホールはフロンガスが禁止された今でも、年々広がっているといわれています。
オゾンは大気中では微量な存在に過ぎませんが、太陽から放射される紫外線の大部分を吸収し、地上にほとんど紫外線を到達させない役割を担っています。

南極圏でのオゾンホールは、オーストラリアやニュージーランドの南部にまで広がること
があります。
そのため、この地域での紫外線の増大は、帽子をかぶらないと肌が荒れてしまうほど強烈であるといわれ、人類の健康に無視できない影響を及ぼすようになっています。